高温ガス炉用黒鉛の耐火性能確認試験
 高温工学試験研究炉(HTTR:High Temperature Engineering Test Reactor)等の高温ガス炉の炉内構造物に用いられている黒鉛材料は、緻密であること、不純物が少ないことなどから、耐火性能に優れています。今回、この優れた耐火性能を示すために試験を行いました。
 この試験では、HTTRの燃料体などに採用されている東洋炭素株式会社製の原子炉級微粒等方性黒鉛「IG−110」と市販の炭素材の試料片を大気中で同時にガストーチを使って20分間加熱しました。
 試験の結果、「IG−110」は、ガストーチからの火炎に曝されても炎を上げて燃えませんでした。また、加熱の前後で外観に大きな変化はありませんでした。一方で、炭素材は、試験中に赤い炎を上げて燃え、さらに、試験後の試験片は損傷していました。 
 この結果から、「IG−110」が耐火性能に優れていることを示すことができました。