HTTRの運転試験計画について

 
今後の運転計画

令和3年3月25日

HTTRの運転開始時期について

 HTTRは、原子炉から950℃の高温のヘリウムガスを取り出し、水素を製造することなど原子力利用の可能性を広げる高温ガス炉の実証のために建設された日本唯一の高温ガス炉です。1998(平成10)年11月の臨界達成以降、実証試験を続けていましたが、2011(平成23)年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震以降、運転を停止しています。
 その後、原子炉施設の機器・建家等の健全性を確認し、震災による教訓をもとに規制強化された試験研究用等原子炉施設に対する新規制基準に対する審査を受け、ようやく当該新規制基準に対する原子炉設置変更許可を2020(令和2)年6月3日に原子力規制委員会から受けることできました。
 許可取得後の現在は、2020(令和2)年11月に公開した運転再開スケジュールに沿うべく、2021(令和3)年7月に運転を再開する計画により火災対策等の安全性を強化する工事を行い、スケジュール通りに運転を再開すべく全力を挙げて取り組んでおります。
 HTTRの運転開始時期につきましては、地元のご理解を得たうえでの運転開始と考えており、新しい法令に基づく避難誘導計画の作成等に対する地元自治体への支援・協力を行ってまいります。
 運転再開後は、米国、仏国等7カ国が参画している国際共同研究プロジェクト等の国際的な協力の下、高温ガス炉の安全性の確証及び固有の技術の確立のための運転を行い、原子力による水素製造技術の開発等により温室効果ガスの排出量実質ゼロ世界の実現に寄与すべく研究開発を進めていきます。

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
高速炉・新型炉研究開発部門
大洗研究所
高温ガス炉研究開発センター
高温工学試験研究炉部長
篠崎 正幸



全体計画





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